星接システムの線電流と相電流、および線電圧と相電圧の関係を導き出すためには、まず平衡した星接システムを描く必要があります。
負荷インピーダンスにより、各相の電流が適用電圧に対して角度φだけ遅れると仮定します。システムが完全に平衡していると考えているので、各相の電流と電圧の大きさは同じです。赤相の電圧、つまり中性点(N)と赤相端子(R)間の電圧の大きさがVRであるとしましょう。
同様に、黄色相の電圧の大きさはVYであり、青相の電圧の大きさはVBです。
平衡した星接システムでは、各相の相電圧の大きさはVphです。
∴ VR = VY = VB = Vph
星接において、線電流は相電流と同じです。この電流の大きさはすべての3相で同じであり、ILとします。
∴ IR = IY = IB = IL
ここで、IRはR相の線電流、IYはY相の線電流、IBはB相の線電流です。また、星接システムでは各相の相電流Iphも線電流ILと同じです。
∴ IR = IY = IB = IL = Iph.
次に、星接回路のRとY端子間の電圧をVRYとします。
星接回路のYとB端子間の電圧はVYBです。
星接回路のBとR端子間の電圧はVBRです。
図から、以下のように求められます。
VRY = VR + (− VY)
同様に、VYB = VY + (− VB)
そして、VBR = VB + (− VR)
ここで、VRとVYの間の角度は120°(電気角)なので、VRと– VYの間の角度は180° – 120° = 60°(電気角)です。
したがって、星接システムでの線電圧 = √3 × 相電圧。
線電流 = 相電流
各相での電圧と電流の間の角度がφであるため、各相の電力は
したがって、三相システムの総電力は
出典: Electrical4u.
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