引き出し台車の押し込みや引き出しに問題がある場合
主な現象は、台車の挿入が困難であることで、これが深刻になると設備の損傷や生産への脅威となる可能性があります。原因と対策は表1に示されています。
断路器が閉じない。これは閉鎖コアが動作するが、断路器が正常に閉じないか、または閉鎖コアが動作しない場合で、制御回路が開回路になっているか、機構が充電されていないなどの原因が考えられます。その原因と処置対策は表2に示されています。
断路器が開かない。電磁石のアーマチュアが変形し、詰まったり、バケットプレートと開閉半軸が過度に噛み合ったりすると、開閉アーマチュアが動作しても、伝達システムの詰まりにより、断路器が適切に開きません。その原因と処置対策は表3に示されています。
モーターがエネルギーを蓄えられないか、連続して動く。主な現象は、モーターサーキット内のマイクロスイッチが切り替わらない、エネルギーストッラージサーキット内の整流橋が故障している、またはモーター自体に問題があることです。その原因と処置対策は表4に示されています。
閉鎖時の接触バウンス時間が長く、一相の接触ストロークが大きすぎて三相が不一致となり、接触圧力が高くなる。これにより反応力が増大し、接触バウンスが発生します。その原因と処置対策は表5に示されています。
開閉時間があまりにも長い。開閉時間は開閉半軸の噛み合い量、機構および本体の伝達システムの柔軟性に関連しています。その原因と処置対策は表6に示されています。
予防措置
結論
現在、10kV真空断路器は供給企業の変電所で少油断路器を徐々に置き換えており、無油化の過程において積極的な役割を果たしています。油断路器と比較して、真空断路器は頻繁な操作に適しており、メンテナンスが必要少なく、火災防止、爆発防止、高い運用信頼性などの利点があります。しかし、設置調整時にはメンテナンス管理を強化し、スプリング機構の機械部品の検査と潤滑に特に注意を払うべきであり、特に機械特性パラメータのテストを行うことが重要です。これにより、引き出し式断路器の信頼性のある動作が向上し、故障や異常が初期段階で排除されます。