補助接点は、回路遮断器やスイッチギアにおいて制御と表示に重要な機能を提供する重要な部品です。以下にその目的と動作について説明します。
遮断器のトリップおよび閉鎖制御:
補助接点は、制御回路で使用され、トリップコイルと閉鎖コイルへの電源供給を管理し、回路遮断器の適切な動作を確保します。
遮断器のON/OFF表示:
これらの接点は、遮断器がON(閉)またはOFF(開)の位置にあることを示す信号を提供します。
リレーとSCADAとの統合:
補助接点は、トリップ回路監視(TCS)リレー、バスバーリレー、SCADAシステムなどの装置に接続され、監視と制御のために使用されます。
顧客用途:
制御回路で使用されていない接点は、通常、顧客のカスタムアプリケーション用に提供されます。
NO(通常開放)接点:
デバイスが励磁されていないか、デフォルト状態の場合には開放しています。
デバイスが励磁されると閉じます。
NC(通常閉鎖)接点:
デバイスが励磁されていないか、デフォルト状態の場合には閉じています。
デバイスが励磁されると開放します。
NOC(通常開放・閉鎖)接点(転換接点):
NOとNC接点を共通バックサイドを持つ組み合わせ。
デバイスの位置が変わるとき、NO接点が閉じ、NC接点が同時に開放します。
補助スイッチが動作すると、その接点の状態が変わります:
開放していた接点が閉じます。
閉じていた接点が開放します。
この状態の変化は、回路遮断器のさまざまな制御と表示機能に使用されます。
補助スイッチは、以下の標準的な構成で提供されることが多いです:
12 NO + 12 NC
18 NO + 18 NC
20 NO + 20 NC
回路図では、補助スイッチは通常、そのNO、NC、NOC接点と共に描かれ、これらが遮断器の動作機構とどのように相互作用するかを示します。