1. 適用範囲
この技術仕様は、パッドマウント変圧器の設置に適用されます。
1.1 工程
1.2 標準的な工程の説明
2. 工事準備
(1) 主要な機械と工具
(2) 作業条件
(3) 作業者:
3. 変圧器本体の検査
パッドマウントサブステーションが現場に到着した際には、パッドマウントサブステーション、変圧器本体、銘板パラメータ、ランダム文書、ならびにスペア部品及び部品を検査する。
(1) 合格証及び付属技術文書を確認する。パッドマウントサブステーションには工場試験記録が必要である。
(2) 変圧器には銘板が付属している必要がある。銘板には、製造元、定格容量、一次側及び二次側の定格電圧、電流、インピーダンス電圧(%)、接続グループ、その他の技術データを表示する。アクセサリーは完全であり、絶縁部品は損傷やひび割れがないこと。油充填部は漏れなく、ガス充填高圧設備の空気圧表示は正常であること。塗装は完全であること。
(3) 形鋼:各種形鋼は設計要求を満たし、明らかな錆がないこと。
(4) ボルト:アンカーボルト及び防振装置のボルトを除き、亜鉛メッキボルトを使用し、対応する平ワッシャー及びばねワッシャーを使用すること。
4. パッドマウントサブステーションの設置
(1) 専用の吊り上げツールを使用して底から吊り上げる。
(2) パッドマウントサブステーションを水平に予め準備された基礎上に配置する。その後、製品基盤と基礎との間の隙間をセメントモルタルで密封し、雨水がケーブル室に入らないようにする。高圧及び低圧チャンバーの底シールプレートを通じて高圧及び低圧ケーブルを接続する。
(3) ケーブルと導管との間の隙間を密封し、水の侵入を防ぐ。
(4) 設置後、信頼性のある接地を確保する:サブステーション基盤のスロットにある二つの主な接地端子、変圧器の中性点及び外殻、避雷器の下端子はそれぞれ直接接地される。すべての接地点には一組の接地装置を使用する。基礎の四隅に接地杭を打ち、それらを一体に接続する。接地抵抗は4Ω未満であり、接地網からパッドマウントサブステーションへの接地リードは少なくとも二つ必要である。
5. 現場での検査及び電気試験
(1) パッドマウントサブステーションの試験は以下の規定に従うものとする:
高圧スイッチギア、低圧スイッチギア、変圧器の三つの独立ユニットで構成されるパッドマウントサブステーションの場合、高圧電気設備部分の受入試験は「電気設備工事における電気設備の受入試験標準」(GB50150)の規定に従い、合格するものとする。
(2) 高圧スイッチフューズと変圧器が同一の密閉油タンクに組み合わされているパッドマウントサブステーションの場合、試験は製品提供の技術文書の要求に従って行われる。
(3) 低圧スイッチギアの試験は以下の規定に従うものとする:
各配電スイッチ及び保護装置の指定モデルは設計要求を満たすこと;
相間及び相と地との間の絶縁抵抗値は0.5MΩ以上であること;
電気装置の交流耐電圧試験電圧は1kVである。絶縁抵抗値が10MΩを超える場合は、2500Vメガオームメータを使用してもよい。試験時間は1分であり、フラッシュオーバー又はブレイクダウン現象があってはならない。
6. 品質受け入れ
(1) 文書:工場提供の文書、設置及び試験記録、施工図、設計変更の説明文書等。
(2) パッドマウントサブステーションの供給開始前に、設備の全面的な検査を行う。
検査が完了したら、電源を接続し負荷スイッチを操作する前に、高圧側ドアパネル内側の負荷スイッチ操作指示を読み、その後設備を運用できる。
参考文献
DL/T 5190.5 - 2004 「電力建設施工及び受入技術仕様」。
GB 50150 - 2006 「電気設備工事における電気設備の受入試験標準」。
DL/T 5161 - 2002 「電気設備工事品質検査評価規程」。