
従来、SF6ガス絶縁装置の水分量は定期的にガスサンプルを採取してチェックされていました。しかし、近年では、SF6の露点を測定するオンライン計測器を備えた状態監視システムがますます普及しています。
現在、露点センサーは圧力リレーまたは密度センサーと同じセンサーブロックに設置されることが一般的です。また、これらのセンサーブロックは通常、主なガスタンクに直接取り付けられるのではなく、ポリマー製または金属製のチューブを使用してタンクに接続されています。
SF6絶縁システムで最も正確なオンライン露点測定を行うためには、センサーを主なガス体積にできるだけ近い位置に設置することが重要です。理想的には、タンク壁に直接取り付けるべきです。接続点の数を最小限に抑え、測定セル周辺でのプラスチックやゴム材料の使用を避けることも非常に有利です。
使用するセンサーの品質と長期的な安定性も重要な要素です。
写真では、ABB GIS装置用の露点-圧力-温度センサーの設置が見られます。このセンサーは主なガスタンクに直接接続されています。